2008年6月8日(日)に秋葉原で起こった惨殺事件は
大変残忍な事件であり、多くのマスコミがニュースとして
取り上げることは大変意味のあることですが
何でもかんでも事件と関連付けて取り上げるのは
いかがなものかと思います。
今回の事件で凶器として使われたのがダガーナイフなので
ダガーナイフの規制について考えようという流れは
よくわかります。
しかし、ダガーナイフがテレビゲームに登場するから
テレビゲームを規制しようという流れを意図的に作ろうとしている
マスコミがあることには、ただただ呆れるばかりです。
秋葉原の無差別殺傷事件「銃刀法規制に賛成?」「反対?」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080612/crm0806121222010-n1.htm
上記のリンク先は産経ニュースのアンケート記事なのですが
前提条件からしてまずおかしいです。
「東京・秋葉原の無差別殺傷事件で、犯人が使用した両刃の
「ダガーナイフ」は、ゲームソフトに登場するものでした。」
確かに「ダガーナイフ」は
一部のテレビゲームに登場するかもしれません。
しかし、現実に存在しているものですから
わざわざテレビゲームを持ち出してくる必要はありません。
何やら、テレビゲームを意図的に持ち出して、
強引に設問に持っていこうとしている風に見えます。
そして、設問にはこんなものがありました。
「(2)「青少年に悪影響があるゲームソフトを取り締まるべきですか」」
あまりにも話が飛躍しすぎているような気がしますが
結局のところ
「ダガーナイフが登場するゲームは
青少年に悪影響があるから規制しましょう」
ということでしょうか?
今回の事件で、テレビゲームが問題になっているのなら
この設問が出てきてもしょうがないと思います。
しかし、今回の事件とテレビゲームは関係ないのですから
このような設問を作ること自体
マスコミの情報操作ととらえられても
致し方ありません。
産経ニュースには次のような記事もありました。
【秋葉原通り魔事件】大阪・ナイフショップルポ ナイフに魅せられる若者たち
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080610/crm0806102343052-n1.htm
こちらのニュースには
「「ナイフを見ている若いお客さんの中には、
興奮して顔を紅潮させる人もいる。
人によっては、ゲームの影響などで、
ナイフを持つだけで自分が変われるという
思いが強くなるのではないか」と語った。」
という記述がありました。
これはあくまでもインタビュー対象者の
推測の域でしかありません。
文章全体を読むと、
最近は若い人がナイフを買う傾向にあるけど
身分証明もなく簡単に買えてしまうので
何らかの規制をした方がいい
という記事なので別に「ゲーム」を絡めなくても
良い所に、意図的に「ゲーム」を絡めている
悪意すら感じます。
最近のマスコミは
以前に比べるとテレビゲームに理解のない人が
減ってきました。
子どものころにゲームに触れていた人たちが
ある程度報道する立場で仕事をされていることが
いい方向に影響しているのだと思います。
しかし、完全に偏見がなくなるわけではありません。
こういうニュースの報じ方を見るにつけ
ゲームに理解のある知識人が声高に意見を
言い続けることが大事なのだと痛感します。
いずれ、僕自身がその立場になれればいいんですけどね。