タイトル：黒き死の仮面
発売元　：Ｍ・Ａ・Ｃ
ハード　：３ＤＯ
発売日　：1994/5/28
税抜価格：\8,800
ジャンル・対象：ＲＰＧ
バリエーション：
Amazon検索：黒き死の仮面

（取扱説明書より引用）

プロローグ

1930年代初頭、ロンドン。
どんよりとたちこめる黒雲のもと、噂の幽霊屋敷へと向かう4人の姿があった。
ひとりは黒いマントに身を包んだ東洋風の青年。そのすらりとした長身からは、
エキゾティックな雰囲気とともに、この世を超越した風情が漂っている。
男女ふたりは夫婦なのだろう。30がらみの頑丈な体躯の男はそう多くをしゃべらないが、
相手の女の軽口には間髪を入れずに答えている。
はたで見ていると仲が悪いようにも思えるが、
その実、緊密な絆が通い合っているのは明らかだ。
ときおりおずおずと口をはさむ気の弱そうな青年は、珍妙ななりをしていた。
大きなリュックを背負い、片手にこうもり傘、もう片方の腰には、
銃と呼ぶにはかさばりすぎる何かを付けている。
ふと、4人が黙り込んだ。
目の前に、ギルフォード館がそびえ立っている。30年前ここで、陰惨な殺人事件が起こった。
家主の妻と子供、友人たち3人が、なにかの儀式によると思われる残虐な殺され方をしたのだ。
当時かなり騒がれたが、家主が首をつったことで事件は解決し、いつしか話題も立ち消えていった。
いまでは人ひとり住むことなく、雑草や蔦が伸びるにまかされ、荒れ放題になっている。
この館に、怪しいものが出るという。かれらゴーストハンターの前に立ちはだかるものは……。
遠くから、ごろごろという雷鳴が聞こえはじめた。
4人は顔を見合わせてうなずき、館へと続く門をひらいた。


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